改憲論議を進めるより「憲法価値」の実現を図れ

 12月8日は太平洋戦争が勃発した日からちょうど70年を迎える日である。今の臨時国会で、
衆参両院の憲法審査会の委員と会長などの選出が行われた。憲法審査会の運営に関して定める
「規定」は、衆院では2009年6月、参院では今年5月に議決されており(社民党は反対)、これで
憲法審査会が本格的に動き出す態勢が整ったことになる。
 
 しかし、日本社会が今直面している最大の課題は、大震災と福島原発事故の被災者・被害者
の生活再建であることは言うまでもない。憲法が保障する生存権(25条)や幸福追求権(13条)
を具体的に実現することこそが求められている。国会は、憲法改正の議論をしている場合では
ない。社民党は、憲法審査会の動きを監視し、改憲原案づくりを進めることに反対していく。

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