社民党滋賀県連 三日月知事とコロナ対策で懇談

社民党滋賀県連は9月2日、コロナから県民の命と生活を守るための3項目の要望を携えて三日月知事との懇談を行った。県公館で行われた懇談には小坂淑子代表をはじめ6名の幹事が出席し、爆発的な感染が収束しない中、県が進めている対策を確かめるとともに、県民が肌で感じている思いを述べて対策の一層の強化を求めた。知事は、これまでの状況を教訓に次の波を予測して効果的な対策を進めていることを具体的に述べて理解を求めた。懇談は和やかな雰囲気の中で進められ、今後も必要な提言と懇談を行っていくことを確認して終わった。

 

テーブルを挟んで三日月知事と懇談する様子

 

主な意見交換は次の通り。

知事:第7波は感染者が桁違いに多いが重症化は少ない。全数把握は現場に負担だが、当面は今のまま続ける。登録のITC化を進め、県庁職員の派遣も増やしている。医療機関の逼迫緩和のため、9月1日から検査キット配布・陽性者登録センターの運用を始めた。

県連:発熱した場合でも、対応できない内科医もある。

知事:疑いがあればどこの医療機関でも受診できるよう取り組んでいる。感染した人が受診相談センターに相談してほしいと繰り返し案内している。オミクロン株に対応する二価ワクチン接種の準備も進めている。

県連:入院できる医療機関を確保するとともに、医療スタッフの確保が必要ではないか。

知事:コロナ用ベッドの確保と共に、待機者のために淡海医療センターに30床、軽症者のためにホテルも確保している。医療ケアが必要な人のために介護付きの場も考えている。

県連:感染の拡大で、医療の逼迫はないのか。

知事:第6波はきつく保健所も大混乱した。病床使用率が9割の時もあった。現在も逼迫はしているが、これまでの混乱を教訓にコロナ以外のベッドも確保しつつ、コントロールセンターで対応しているので安心してほしい。

県連:対策が見えてきているのか。

知事:次の波を予測して、ワクチン接種など、対応策を検討している。3~5年に1回感染症の波が来るだろう。衛生科学センターを強化する。高止まり下げ止まりの割合にもよるがベッドコントロールは回っていく。

県連:行事については規制が緩和されているが。

知事:それは深い悩みだが、行事は行事でやろうと決定した。経済も回したい。

県連:搬送できる病院がないとの報道があるが、滋賀県ではどうか。

知事:現在はそういう実態はない。陽性者への食品の自宅配送も2、3日で届く。

県連:副作用が心配でワクチンを打たない人に差別があってはいけない。

知事:副作用についての情報はできる限り把握するようにしている。非接種の人への差別は避けなければならない。とくに子どもたちの教育に及ばないようにしたい。

県連:どこの医療機関や薬局に行けばよいか、Webだけでは広報不足だ。

知事:紙媒体やテレビなどでも積極的に説明したい。

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