野党統一候補で、前滋賀県知事のかだ由紀子さん(69)は、自民党現職候補と激しい接戦を制し、初当選を果たした。
【開票結果(100%開票)】(敬称 略)
かだ由紀子 291,072票、 にのゆ武史 277,165票、 服部修 21,358票
21日、社民党・日本共産党・立憲民主党・国民民主党の各代表者は、投票箱が閉まった20時に琵琶湖ホテル会場に詰めかけ、開票速報を支援者のみなさんと祈る思いで見守った。市町によっては早く開票事務が終了するところもあり、その選挙区の県議らは、結果に拍手。23時30分の速報で、当確!!
23時40分頃、孫と一緒に駆けつけたかださんは、大きな歓声に迎えられ、カメラ&スマホに囲まれながら、登壇し、片手でマイクの束を握りしめ、もう片手には君ケ畑(キミガハタ)の有権者からもらったキキョウをかかげて当選の便を始めた。
「投票してくださったみなさんにお礼を申しあげます。選挙結果を真摯にうけとめ、滋賀全体の代表となれるよう研鑽していきたい。」
「滋賀県内の4野党が共通政策9項目をまとめ、東京での5野党会派と市民連合で13項目の政策を実現するために力を合わせて頂いた。政策本位に纏まったことと、生活の現場に根ざした繋がりが、実を結んだ。」
「憲法、原発、日々の暮らし…政治は未来をつくるもの。孫の世代にも責任をもてるように、農業や漁業を潰し、壊し始めている安倍政権に対応していきたい。」「いろんな意見を聞かせてください。」と、力強く抱負を語った。
続いて、後援会や各党代表者、連合滋賀のみなさんが登壇し、当選の万歳三唱! 喜びを分かち合った。小坂淑子代表は、「二度も滋賀にやってきた安倍首相に対峙して、勝つことができた。こんな100票違いの開票速報は、初めて。今後もしっかり応援します。」と述べた。
2016年の参議院選挙を踏まえて取組んできた市民と野党の共闘運動が、活きてよかった。