「福井から未来をひらこう」と3月25日午後1時から福井市中央公園で大飯原発3・4号機の
再稼働に慎重な判断を求める市民集会が開催された。
原子力発電に反対する福井県民会議が主催したもので、滋賀県を始めとした周辺県の平和
フォーラム等を含め約1,000名が集まった。
開会あいさつの中で福井県民会議議長は、「大飯原発の再稼働を許さない」として、県
庁前で1週間の断食に入ることを表明した。
続いて、山口幸雄原子力資料情報室共同代表は、原子力規制庁の4月1日発足は不可能になり
、原子力の安全・保安院と原子力委員会の旧体制が大飯3・4号機のストレステストの第一次
評価を妥当と判断した。関係4閣僚が住民・県民に説明するというが、旧体制の行為は大変
な誤りである。
① ストレステストは、原発の安全判断のためのものでない。
② 意見聴取会は、審議できない仕組みとなっている。
③ 地元の人々の意見を取り入れずに、評価書を作成した。
④ 原発の耐震・安全設計・防災の改訂された基準に従うべきだ。
⑤ 国会の福島原発調査委員会の結論を取り入れなければならない。
⑥ 電力不足を懸念して、政治家が政治判断をしてはならない。
と大飯原発3・4号機再稼働は、全国の原発群の再稼働に直結し、第二の福島を連発させか
ねない。拙速な再稼働に毅然と反対しょうと訴えた。
この日はあいにくの天気で、雪やあられが飛び交う中、元気に整然と市内をデモ行進をし、
脱原発・脱廃炉を市民にアピールをした。
3月 28 2012