4月14日(土)、滋賀県連合は、社民党近畿ブロックとしての女性党員研修会・交流会
を開催した。第1日目の講演会では、滋賀県知事の嘉田由紀子さんから「近畿1450万人の
飲料水・びわ湖を福井原発から守るために」と題して講演を受けた。この講演会は、公開と
したので多くの県民の参加があった。
○びわ湖が万一放射線で汚染されたらびわ湖の水を命の水としている関西圏1450万人の
地域に被害が拡大すること。
○関西電力は、「日本海側に太平洋岸のような高い波は想定されない」「冷却電源も含めて
安全を担保している」と説明しているが、日本海側でも奥尻島のような津波被害は発生
した。福島の事故は、津波の前に地震によってどれだけ原発が破壊されたのか、
データーが開示されていない。
○福島第一原発の事故時の3月15日に放出されたと推定される放射性物質放出量と同量が
美浜原発から放出されたとしたら、滋賀県内にどのような影響がが出るかということ
を地図をもちいて詳しく説明された。
知事は、「原発を止める勇気」を持たないと、今後起こるかもしれない地震災害に伴う
原発震災でまさに日本は物理的に沈没するだけでなく、経済的にも社会的にも沈没して
しまうと語られた。
4月 15 2012