福島みずほ国政報告会2023.11.5

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 私たち社民党滋賀県連合は11月5日、福島みずほ党首を招いて「国政報告会」を近江八幡市内で開催しました。当日の会場は廊下にまであふれる盛会ぶりで、福島党首の核心を突く鋭い指摘やお話に参加者は引き込まれました。

 開会のあいさつで、小坂淑子代表は「辺野古では政府の強権的な基地建設との闘いが続いている。党首はその沖縄から先ほど到着された。沖縄や国会のホットな状況をお聞きしたい」と期待を述べられました。
福島党首には多岐に渡る国政の課題について話を展開していただきました。
 まず「沖縄」の状況からのお話でした。政府は、現在、軟弱地盤に基地をつくるという無謀な計画のために地方自治を無視して強権をつくしている。これに対して、玉城デニー知事は沖縄県民の民意を背景に必死に抵抗している。沖縄の軍事化が進んでいるが、再び「戦さ場」にしてはならないと。世界では、ガザでイスラエルのジェノサイド攻撃が続いていますが、国連の緊急総会は121か国の賛成で休戦を求める決議を採択したところですが、なんと日本政府は棄権とういう選択をしたのです。
 岸田首相は「経済」を強調していますが、何ら国民生活を見ることなく税金を防衛費に年間10兆円も注いで世界第三位の軍事大国をめざしていますが、そのような巨額な税金は国民の命や生活のために、教育や介護に使うべき、特に、今後の重要な課題である介護保険制度については、利用抑制ではなく持続可能な制度にすべきだと。
 「憲法」についても語られました。通常国会では軍需産業を国有化する法案が成立しましたが、殺傷能力のある武器を海外に輸出するなど論外です。岸田首相は、改憲の条文案を出すと言っています。このような政治の流れは変えなければなりません。社民党は頑張らねばなりません。
 会場からの質問も多岐に及びました。原発、少子化、リニア新幹線、野党共闘などの問題についても的確に答えていただきました。
最後に、福島党首は「現在の国会の状況は悲惨ではあるが、希望もある。政治は変わるもの。こどもたちが希望を持って生きられる未来のために声を上げ続けよう」と呼びかけられました。
 この報告会には、社民党が推薦した自治体議員などが十名近く参加していただきました。その一人の平尾道雄米原市長は、「今日は勇気をもらった。改憲案に緊急事態条項を入れようとしているが、災害時などに自治体の権限を取り上げるもの。改憲の発議をさせないため社民党には頑張ってほしい」と力強く語られました。閉会後、「社民党のポスターがほしい」「サポーターになりたい」という申し出も相次ぎました。私達社民党滋賀県連合にとって、今後の組織の充実、支持拡大に向けての有意義な集会となりました。

 「国政報告会」終了後の夕刻、JR近江八幡駅前にて、福島党首の街頭演説が行われました。林立する社民党の幟り旗と党首の力のこもった演説で駅前はしばし活況を呈しました。

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