ちょっと一緒に考えてみる

車道との間の植木が、緑色に輝いている大津署前で、労働組合活動した関西生コンの役員が長期勾留されているのに抗議し、支援している仲間のみなさんと一緒に並んだ。

こんなにいい天気の休日なのに、自由を奪われているのは、本当に辛く、しんどいことだろう。同僚組合員の方が、仕事を通して、安全な建造物を作るためにも、適切な調合をした生コンクリートを運ぶ責務がある と、組合活動の一環で取組んだことなど、誇りをもって、署内にいる仲間に聞こえるように、また、市民にわかるように、マイクを握って訴えられた。

ちょっと一緒に考えてみるそういえば思い起こしたことがある。

かつて大津市教職員組合の活動として、毎年教育白書運動をし、学校の隅から隅まで、子どもたちにとって安全か、快適か、修理を頼めば、教育委員会はすぐに対応してくれているか、細かな記録をとって、全校園で公表し、公正で計画的にされるよう教育委員会に申し入れていたことがある。校園長は、もちろん管理職として随時教委に連絡しているが、「予算がない」とか、「原因がわからない」とか言われて、現場の願いが実現しなかった事も多く、組合も一緒にする取組みだった。

原因がわからない事案トップの「雨漏り」は、廊下に水たまりができ、子どもたちが滑ると危ない! 何年も続けて要求したことがある。晴天続きなのに、最上階でもないのに、配管関係でもないのに、「雨漏り」し、水がにじみ出て来てとまらない。新しい校舎でも起こる珍現象だった。

これは、しゃぶしゃぶの生コンがまじっていたからではないだろうか? 流入人口が増え、校舎の増築、分離や新設校の建設に追われている時期だった。教育委員会の担当者が、しっかり資格をもって、建設現場をチェックしていたのだろうか? 指摘して、改善されたのか? いろいろ思いおこしているうち、大阪北部地震の際に、倒壊したブロック塀で子どもさんが亡くなった事故で、十分知識をもたない職員が目視だけ続けていたことが、問題になった。どんなに謝罪をし、補償金をお支払いしても、失われた命は二度と帰ってこない。

仕事を通して、「おかしいことは、おかしい」と指摘し、改善提案を的確にできる労働者が一人でも多くいれば、結果的に値打ちのある事業ができ、安心できるまちに通じるのではないだろうか。コンプライアンスを奨励していても、上滑りではならない。まして、逮捕・長期勾留は、人権侵害だ。

通りがかりの市民の方が、ビラを受け取ってくださると、一緒に考えてもらえそうで、とっても嬉しい。

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